2026「ゆきとどいた教育を求める署名」スタート!

長崎県民の皆さまにお願いです。
 私たちの組合も参加する「長崎のゆたかな教育をめざす会」は、全国組織の「ゆきとどいた教育をすすめる会」と連携し、小・中・高校、特別支援学校の教育が豊かなものとなるよう、教育条件の整備を求め、県と国への請願署名「ゆきとどいた教育を求める署名」運動にとりくんでいます。全国での集約数は1989年の開始から今日までの37年間で、4億8402万3467筆に達しており、中学校までの35人以下学級や、教職員の増員、空調設置など教育環境の整備、給食無償化、トイレの改修、特別支援学校設置基準の制定、学費軽減等の実現の大きな力となりました。各県での集約分は、各県での独自措置の実施や、各県から国への要請を促す大きな力となっています。
 今年度の署名は11月20日まで行います。可能な範囲で結構ですので、皆さまにもご協力いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。署名用紙やチラシ等は↓からダウンロードが可能です(昨年度ご協力いただいた団体の皆さまにはお届けいたします)。

 集まった署名はお手数ですが、事務局である私たちの組合の本部にお届けください(送料は申し訳ございませんがご負担ください)。

長崎県高等学校教職員組合(NSTU)本部 – Google マップ

文科省概算要求(26年)

 8月31日、各省庁の概算要求が出そろいました。文部科学省は、中学校35人学級の分として5524人の増員を示しましたが、同時に学級減・統廃合等による自然減等により6636人を減らしており、その他の増員を含めて、ようやくわずか903人の増にとどまっています。全国で903人なので、各県では20人程度です。長崎県は減る方が多いので、増員を実感できない状況です。

長崎県の空調設置率44位

 災害時の指定避難所になっている県内の公立小中学校体育館、武道場396棟のうち空調設備を設置済みはわずか7棟!設置率は1.8%!(全国平均33.1%)で全国44位。ちなみに熊本県は20.9%。それでも避難所に空調がないため車中泊を強いられる状況があります。その熊本から19ポイントも下回る長崎県は…。ちなみに設置しているのは時津町と波佐見町のみ。雲仙普賢岳が噴火したら島原半島はどうなることでしょう? 
 国が2分の1を補助する制度ができ、これを活用して県内の自治体でも今動きが始まっているようではありますが、「平時にこそできることを進めてほしい」と多くの人々が願っています。

全国最低レベルの冷房設置率…長崎県内の指定避難所の公立小中体育館、1棟で1億円近くに上るケースも – 長崎新聞 2026/08/14 [11:30] 公開

シリーズ高校再編⑪ 県教委がYouTu部で見解を公開

長崎県立高等学校の再編整備に係る大綱について

「学校をなくすための議論ではない」のは当然です。しかし「適正規模」を4学級以上と引上げれば結果として廃校へとリードすることにつながります。本当に4学級以上でなくてはならないのか、そのことの議論がまず必要です。
 県教委は「学校を残すかなくすかの議論ではなく、これからの生徒たちにどのような教育を提供していくかという議論をしていきたい」と繰り返していますが、高校再編の中で統廃合は大きな部分を占めており、他の部分とも密接に結びついています。「学校を残すかどうか」を正面から十分に行うことが、高校再編全体の議論をする上でのスタートになるのではないでしょうか。

シリーズ高校再編⑩ 「部活動のチーム編成困難」は学校統廃合の理由にはなり得ない。

 大綱では「少子化は単なる人数の減少だけではなく、部活動や探究活動のチーム編成が困難になるなど、同世代による関わりや活動の幅が狭まるといった複合的な課題を生み、学びの質への影響が懸念されている」と述べています。少子化により、生徒どうしの関わりや活動の幅が狭まることはその通りです。
 しかし部活動は課外活動であり本務ではありません。土日など勤務時間外については勤務とすらみなされずボランティア扱いされているものです。中学校では地域移行が「実行期間」に入っており、文科省は高校について、中学を「参考に」とりくみを進めることが望ましいとしています。諮問会議「次世代高校創生会議」においても、委員から部活動を判断材料とすることに対して疑問の声も示されています。
 大綱では部活動だけでなく「探究活動のチーム編成」という文言が加わっていますが、探究活動は必ずしもチームを必要とするものではありません。個々においても可能なもので、そのあたりは教職員の工夫によって対応が可能です。

シリーズ高校再編⑨ 私学との競争が必要か?

 私立高校が無償化へと進んでおり、「公立高校も選ばれるようにならないと」との声が聞かれるようになりました。
 しかしそもそも学校は互いに競争し合うべきものなのでしょうか? 
 競争は切磋琢磨を促しますが、同時に不安をもたらすものでもあります。そのことが自由な精神活動である学問・教育に本来なじむものなのか、そのあたりの検証も教育に関わる者としては必要です。

シリーズ高校再編⑧ 「全国から集うような学校づくり」が必要か?

 大綱は「特に長崎は、かつて「長崎遊学」として、海外から得る知識と情報を求めて日本各地から多くの人々が訪れた歴史を持つ。このような風土を踏まえ、先端的な学びの拠点を設け、全国から生徒が集うような学校づくりを検討していく」と述べています。
 現在長崎県は県外からの生徒募集については、制限を設けています。長崎県立高校は長崎県民のためにあるべきだからです。もし県外の生徒が多数受験して、県内の中学生が不合格になるようであれば、長崎県の子どもたちを育むという点で適切といえるか疑問です。

「主務教諭」は職員が望むものではない。

 現在問題となっている「主務教諭」が、2009年に東京で「主任教諭」との名称で全国に先駆けて導入された時の職員アンケートの結果。7割が反対したのに、知事はじめ一部の政治家が強行導入しました。
 今、東京は、①校長②副校長・教頭③主幹教諭④主任教諭⑤教諭という職階ですが、④の賃金はこの制度ができる前の⑤の賃金より安く、初任給だと20万を切っているそうです。

シリーズ高校再編⑦ えっ!少子化なのに大規模校を新設?

 大綱は「生徒一人ひとりの選択の幅を広げるための柔軟な教育環境を創設するという観点からは、8学級を超える大規模校を設置し生徒の多様な個性やニーズ、興味・関心に応じた学びを提供することも検討していく」としています。現在最も学級数の多いのは、長崎工業、大村、大村工業の3校で、すべて1学年の学級数が8学級です。これよりも大きい高校を新たにつくろうということです。
 少子化が進行する中で現在よりも大きな高校をつくるならば、それは他の高校の学級減と廃校を促す大きなテコになります
 特に交通の便の悪い長崎県において、高校は地域の隅々にあるべきで、そのような高校を可能な限り大事にすべきです。8学級を超える大規模校を新たにつくる必要性などまったくありまません。

シリーズ高校再編⑥ 魅力ある高校とは?

 県教委は、魅力ある高校をつくると言います。しかし学校の魅力とは、難関大の合格者を増やすことや、部活動で上位入賞を果たすといったこと、あるいは企業が採用したい人材をつくることといったような、表層的なことではありません。
 教師が子どもたちを愛し、子どもたちに寄り添い、時には向き合って、そのできることが増えるよう教えていく、そしてそのことを通して子どもたちの自信を育む、そういったことができているということが、魅力ある学校の第一条件です。
 したがって遠くから「優れた」生徒を「集める」必要はなく、むしろ地元の中学生を受け入れて育んでいく、地域に根差した高校こそ、地元から愛される魅力ある学校といえるのではないでしょうか。

シリーズ高校再編⑤ 半島部の高校はどうなるか?

 県教委は大綱で「離島地域は本土部と状況が大きく異なるため、必ずしも学校規模にとらわれるのではなく、島ごとの実情や島内での高校の配置状況を踏まえて柔軟な学校づくりを検討していく」としています。
 離島部について、機械的に「適正規模」をあてはめず、柔軟な判断があり得るとしていることは評価されるべきです。
 しかしそれならば離島だけに特定せず、半島部においても、それに近い対応が必要ではないかと思われます。長崎県の半島部においては、他県と比較しても過疎化が進んでおり、交通の便も十分ではなく、離島に準じた状況があります。しかし県教委の大綱では半島部の高校についての言及はありません

24年間で3.8倍

今から4年前に作成のグラフです。「忙」しいとは「心」「亡」ぶということで、精神疾患は当然の帰結です。文科省・財務省の皆さん、本気でどうにかしないとこの国の教育は「亡」びます。

シリーズ高校再編④ 寮の増設で対応できるか?

 県教委は、少子化により高校の統廃合は避けられないとして、現在54校を30~40校程度にと想定し、その際にはスクールバス等の整備とともに、寮の増設についても検討すべきと考えているようです。
 寮を増設すれば登下校の交通手段の問題は一気に解決します。
 しかし、高校生は青年期のただ中にあり、心が大きく揺れ動く時期でもあります。大人と子どもの境界にいて、時には子どもに戻ろうとする、それが許されなくてはならない時期です。保護者としてもまだまだ心配が尽きない時期でもあります。
 安易に寮を増設すればよいと安易に考えるのではなく、教育にあたる者として、何が子どもたちの成長にとってよいことなのか、慎重な検討が必要です。

シリーズ高校再編③ 県教委はスクールバスを確保すると言っていますが…

 廃校にして高校を減らす場合、長崎県は交通の便がよくないので、公共交通機関の確保が絶対条件になります。大綱では「離島・半島地域における通学負担の増大や公共交通の乏しさを踏まえ関係機関と連携した通学支援の推進や寮整備などにより、生徒と家庭を支える環境整備を進める」としています。しかし実際には、運転手不足の問題もあり、簡単にはいかないでしょう。
 仮に行きと帰りで1便ずつ確保したとしても、1便だけでは困ります。ちょっと朝寝坊して乗り遅れたときに、遅刻ではなく欠席になってしまうからです。少しの失敗もフォローできないしくみは教育的ではありません。

シリーズ高校再編② 小中学校の統廃合には距離の要件があります。

【義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律施行令】
第4条 法第三条第一項第四号の適正な規模の条件は、次の各号に掲げるものとする。 二 通学距離が、小学校にあつてはおおむね四キロメートル以内、中学校にあつてはおおむね六キロメートル以内であること。

 高校には特に法定の基準はありません。高校生は公共交通機関を使用することを前提としていいかと思いますが、それでも通学にあまり時間がかかるのはよくありません

シリーズ高校再編① 高校の「適正規模」は「4学級以上」でよいのか?

 県教委は、現行の第三期県立高校改革基本方針(2021~2030年)において、全日制では「適正規模は1学年3~8学級を標準」と述べています。しかし昨年度の高校再編に関する諮問機関「ながさき次世代高校創生会議」で「4学級以上」とすべきとの発言があり、6月制定の高校再編の大綱で県教委は、「基準を設けている都道府県のうち、約7割の都道府県が4学級以上を適正規模として定めている」とし、「将来的に複数の高校を再編する場合における学級規模については、教育活動の充実を図る観点から1学年あたり4学級以上を目安とする」と述べています。
  国の定める職員定数の標準(定数標準法)では、4学級から3学級になる際の職員の減り方に落差があるという問題があります。大綱では「1学年当たりの学級数が4学級から3学級へ縮小すると、配置可能な教員数が大きく減少し、きめ細かな指導の確保など、教育の質への影響が懸念される」と述べています。
 「4学級以上」ということになれば、多くの高校は統廃合の対象となります。県教委は大綱で「将来的な県立高校のあり方を想定した場合、全日制高校54校が30校から40校程度となることが見込まれる」と述べています。

「4学級以上」との考えは、次の2点が前提とされていると思われます。
小中学校で進んでいる35人学級など少人数学級化が、高校には及ばない。
少子化は防げない。今後も人口は減り続ける。

しかし次のような状況もあります。

小学校1年のみとされてきた35人学級が、2021年度より小2にも導入、その後学年が進むごとに拡大されてきました。その流れの中で、今年度に中学1年が35人学級となりました
 このまま連続すれば3年後の2029年度には、高校で35人学級が実現する可能性があります。一部の知事の中には、「高校でも35人学級を行うべき」と国に要請する動きも起こっています。35人学級になれば、公立においては受験推定数に対する学級数の比率が高まり、これに伴って職員の増員が必要になります。

少子化は自然災害ではなく防げないものではありません。先進国は一般に人口増加が抑制的ではありますが、他国も日本と同等というわけではありません。2024年の合計特殊出生率は、日本の1.1に対し、アメリカ、イギリス、フランスは1.6、ドイツは1.4です。フランスや北欧諸国は一時低い水準でしたが、現在は回復しつつあります。少子化を想定して当面の対応を考えるのも必要ですが、少子化を絶対視すべきではありません。少子化を防ぐための政治の努力がまずは必要です。

「オレは専門職だ」

 24年11月27日に全教が一斉定時アクションをした際の、ある組合員の声です。専門家の仕事は素人にはわからないから専門家と言われます。文科省も財務省も、教育の仕事を語るなら専門職の声を聴くべきです。

20年前の防衛庁の子ども向け広報ビデオが見つかる

 先日、本部の書棚を整理していて、20年ほど前に大変話題となったVHSビデオとその説明書(↓)が見つかりました。

 これ(↑)は、2004年、イラク戦争に自衛隊が派遣され、志願者が減り欠員が増える中で、防衛庁(現防衛省)がつくった初の小中学生向け広報ビデオです。いま全国的に問題視されている防衛省「まるわかり!日本の防衛」のルーツといえるものです。送付を希望する小中学校に無料送付するとのことでした。

 わが国の憲法は、戦争と軍による威嚇を永久に放棄し、陸海空軍など戦力を持たない、国の交戦権は認めないと定めています。防衛力の強化について様々な意見があるにしても、日本の防衛と世界平和は別物で、日本が憲法上めざしているのは世界平和です。

 「授業内容は教職員の自由裁量だが、それだけに教職員は何をどう教えるべきなのかよくよく考えた上で教材を選ぶ責任がある」そういったことが当時、指摘されていました。

 いま防衛省が作成した子ども向け広報動画はたくさんのものがYouTube等に掲載され、以前より子どもたちの眼にとまりやすくなっています。それだけに学校で教職員が何を教えるのか、さらに一層深く問われています

「ディフェンス3」防衛庁制作 小中学生向け広報ビデオ)
🔶説明書より
 マモル(増尾 亮)、友達のダイスケ(糟谷 努)、マモルの妹ユリコ(斉藤美由紀)が新しいテレビゲームを始める。ゲームの中にミスター・ピース(声・茶風林)が登場し3人にゲームの進め方を案内する。マモルたちは自分たちの住むゲームの中の国をユリユ国と名付ける。海の向こうの水のないカラカラ国(ユリユ国を占領しようとする国)が、ユリユ国を狙って攻め込んでくる。国を守る方法がないからどうしようもないと嘆く3人に、ミスター・ピースはこのゲームの目的はユリユ国を守る手段をつくりあげることだとゲームの目的を告げる。3人は日本の自衛隊をモデルにユリユ国防衛隊をつくることにする。ミスター・ピースは、日本国憲法にある戦争放棄・戦力の不保持・交戦権の否認を守ることと条件をつける。「それじゃ戦えない」と抗議するマモルたちに「自衛のためにだけ戦う、つまり専主防衛なら防衛力を持てる」と助言する。第二の条件は必要最小限度の防衛力に留めること。しかしカラカラ国の圧倒的な力を見たユリコは、不安を訴える。それに対してミスター・ピースは日本の防衛にアメリカの協力を求めているようにユリユの隣の大国グリン国と共同してユリユ国を守ることにするよう助言する。
 このような条件の下、3人は防衛隊づくりを始める。まず、空の守りから手をつける。次に海の守り、陸の守りと各種自衛隊の役割、訓練、装備の実際の映像を見ながらそれぞれの防衛隊をつくりあげる。
 こうしてユリユ国防衛隊は完成と思ったが、ミスター・ピースはまだゲームは終わらないと告げる。怪しげな顔をする3人のもとに、遠方の国パラパラとポロポロから防衛隊の助けを求める連絡が入る。これに対応できないと防衛隊は未完成ということになる。困った3人にミスター・ピースは自衛隊のPKO(国連平和維持活動)の実例を説明して、国際社会の一員として責任を果たすことの重要性を教える。納得した3人はユリユ国防衛隊をPKOで派遣する。その他に自衛隊と同じ災害派遣の役割も担わせる。そこへカラカラ国から「水を貯める方法を教えて欲しい」と連絡が入ってくる。それはユリユ国防衛隊の力が抑止力として働いているということだった。
 ユリユ国防衛隊の実力を確信した3人を見て、ミスター・ピースはゲーム終了を宣言する。3人の頭には、平和な日本を守っている自衛隊の役割がはっきりと刻まれている。

教育のつどい

 教育のつどいは、子どもたちのおかれている現状から出発して、憲法や教育基本法、子どもの権利条約が保障する子どもの学ぶ権利を守り、子どもたちの学びをゆたかにする、子どもたちにとっての最善を追求するために、全国各地の教職員、父母・市民が一堂に会し、子どもたちがいきいきとゆたかな子ども期を過ごすことができるよう力を合わせてきた実践や経験を語り合い、学び合い、深め合う、市民に開かれた教育研究集会です。

開会集会

本日は平和登校日

 本日8月9日は、県内各校で平和登校日として、平和教育が行われています。暑い中ですが登校して、戦争の愚かさと平和の尊さを学び合う大切なとりくみで、長崎県がこのようなとりくみを行っていることはとても素晴らしく誇らしいことです。今後も発展させていきたいものです。

特別支援学校寄宿舎食費の実質無償化を求める請願

東京都の「寄宿舎連絡会」の方々が、東京都議会に出す請願の賛同署名です。ご協力いただける方は、(↓)よりダウンロードして取り組んでください。集まった分は私たちの組合の本部(長崎市中川2丁目2番5号)に届けていただければ、まとめて東京に送ります。直接東京に送られても構いません。

日に日に教育が悪くなる

 「せんせい」を上級と下級に分け、上級を「主務教諭」、下級を「教諭」とする制度が、全国のいくつかの自治体で導入されようとしています。教育はマニュアル通りの上意下達で上手くいくものではありません。同僚どうしの協力が必要でもあります。実にくだらない、非教育的なこの制度を、なぜいくつかの自治体が導入しようとしているかというと、国がそのように決定し財源によって誘導しているからです。
 このような教育制度の行きつく先に何が待っているかは、歴史を振り返れば明白です。私たちの組合は導入に反対です。

全教、未配置状況調査について記者発表

 8月3日、全教は「教育に穴があく(教職員未配置)」実態調査結果(5月)について記者発表を行いました。

 36都道府県12政令市で、3380人の未配置が起きていることが明らかになりました。25年度にも回答のあった都道府県政令市に限って比べたところ、若干ですが増加しています。そのような中で小学校だけは唯一減らしており、これは正規職での「先読み加配」が制度化した影響が、教科の別のない小学校では顕著に顕れたということではないかと考えられます。

 小学校などでは学級規模が35人以下のところを40人以下としたり、臨時免許や免許外で対応するケースも少なからずあり、「未配置隠し」となっている状況が広がっています。

主務教諭と教諭は1:1~2:1か?

 東京都では1:1だそうです。他の県では1:1や2:1などが検討されているところもあるようです。主務教諭は主幹教諭とは違い、多数であるのが特徴です。教諭を上下に分断し、上に向かっての競争に誘導するものです。
 教育労働は人を相手にするので、生徒と直接向きあう教員が、同僚性あふれる教職員集団の中で、共同的に対応してこそ、上手くいきます。上司の指示通り、県教委や文科省の見解通りに、マニュアルに沿って対応しても決して上手くはいきません。ですので教育は、「数名の管理職とその他大勢」という「鍋蓋型」が最も適しています。細かな階段状のしくみをつくっていくことは、教育を管理的なものに変質させます。
 戦争のできる国づくりをめざす安倍内閣以降において、教職員の職階強化が進められていますが、戦前の学校がどのようなものであったかを踏まえれば、その行きつく先の愚かな結末は明白です。
 私たちは主務教諭の導入に反対です。

養護教諭の定数増を求める要求署名

 全教養護教員部は、6月7日の定期総会で、すべての学校への養護教諭配置と複数配置の大幅拡大を目指し、今年度も子どもたちのすこやかな発達を保障するための「養護教諭の定数増を求める要求署名」行動を行うことを決定しました。要求実現のために今年度も積極的にとりくみましょう。

署名集約および提出

  • 第1次締切・・・2026年11月1日
  • 第2次締切・・・2027年3月末日
  • 署名提出・・・・2027年6月予定

長野県知事選の勝利で私たちの要求の実現を

 私たちの県職員の要求と子どもたちや保護者の願いが実現するかどうかは、知事によって大きく左右されます。長野県高等学校教職員組合も参加する「明るい県政をつくる県民の会」はたけだ良介さんの立候補擁立し、推薦登録団体となりました。 
 全教は、長野高教組からの推薦・支援要請を受け、たけだ良介さんの推薦を決定しました。全教は加盟組織に対し支援をよびけかています。このホームページをご覧になられ、長野県に知人・友人がいる方は、たけだ候補への支持・支援をよびかけていただけますようよろしくお願いします。