先日、本部の書棚を整理していて、20年ほど前に大変話題となったVHSビデオとその説明書(↓)が見つかりました。


これ(↑)は、2004年、イラク戦争に自衛隊が派遣され、志願者が減り欠員が増える中で、防衛庁(現防衛省)がつくった初の小中学生向け広報ビデオです。いま全国的に問題視されている防衛省「まるわかり!日本の防衛」のルーツといえるものです。送付を希望する小中学校に無料送付するとのことでした。
わが国の憲法は、戦争と軍による威嚇を永久に放棄し、陸海空軍など戦力を持たない、国の交戦権は認めないと定めています。防衛力の強化について様々な意見があるにしても、日本の防衛と世界平和は別物で、日本が憲法上めざしているのは世界平和です。
「授業内容は教職員の自由裁量だが、それだけに教職員は何をどう教えるべきなのかよくよく考えた上で教材を選ぶ責任がある」そういったことが当時、指摘されていました。
いま防衛省が作成した子ども向け広報動画はたくさんのものがYouTube等に掲載され、以前より子どもたちの眼にとまりやすくなっています。それだけに学校で教職員が何を教えるのか、さらに一層深く問われています。
「ディフェンス3」(防衛庁制作 小中学生向け広報ビデオ)
🔶説明書より
マモル(増尾 亮)、友達のダイスケ(糟谷 努)、マモルの妹ユリコ(斉藤美由紀)が新しいテレビゲームを始める。ゲームの中にミスター・ピース(声・茶風林)が登場し3人にゲームの進め方を案内する。マモルたちは自分たちの住むゲームの中の国をユリユ国と名付ける。海の向こうの水のないカラカラ国(ユリユ国を占領しようとする国)が、ユリユ国を狙って攻め込んでくる。国を守る方法がないからどうしようもないと嘆く3人に、ミスター・ピースはこのゲームの目的はユリユ国を守る手段をつくりあげることだとゲームの目的を告げる。3人は日本の自衛隊をモデルにユリユ国防衛隊をつくることにする。ミスター・ピースは、日本国憲法にある戦争放棄・戦力の不保持・交戦権の否認を守ることと条件をつける。「それじゃ戦えない」と抗議するマモルたちに「自衛のためにだけ戦う、つまり専主防衛なら防衛力を持てる」と助言する。第二の条件は必要最小限度の防衛力に留めること。しかしカラカラ国の圧倒的な力を見たユリコは、不安を訴える。それに対してミスター・ピースは日本の防衛にアメリカの協力を求めているようにユリユの隣の大国グリン国と共同してユリユ国を守ることにするよう助言する。
このような条件の下、3人は防衛隊づくりを始める。まず、空の守りから手をつける。次に海の守り、陸の守りと各種自衛隊の役割、訓練、装備の実際の映像を見ながらそれぞれの防衛隊をつくりあげる。
こうしてユリユ国防衛隊は完成と思ったが、ミスター・ピースはまだゲームは終わらないと告げる。怪しげな顔をする3人のもとに、遠方の国パラパラとポロポロから防衛隊の助けを求める連絡が入る。これに対応できないと防衛隊は未完成ということになる。困った3人にミスター・ピースは自衛隊のPKO(国連平和維持活動)の実例を説明して、国際社会の一員として責任を果たすことの重要性を教える。納得した3人はユリユ国防衛隊をPKOで派遣する。その他に自衛隊と同じ災害派遣の役割も担わせる。そこへカラカラ国から「水を貯める方法を教えて欲しい」と連絡が入ってくる。それはユリユ国防衛隊の力が抑止力として働いているということだった。
ユリユ国防衛隊の実力を確信した3人を見て、ミスター・ピースはゲーム終了を宣言する。3人の頭には、平和な日本を守っている自衛隊の役割がはっきりと刻まれている。




























についての申入書_page-0001-644x911.jpg)





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