九州うたごえ祭典in長崎

 9月6・7日に長崎市で開催されました。会場となった市民会館文化ホールは満席で立ち見も出るほどでした。被爆者渡辺千恵子さんの思いをもとにつくられた組曲「平和の旅へ」では、高校生がいくつかのソロを務め、被爆者の思いを受け継いで頑張って歌い上げました。

 「人間の歌」も会場から大きな拍手が上がりました。この歌は国鉄分割民営化の際の反対運動を題材につくられたものです。卑劣な弾圧を受けながらも仲間を信じ闘い抜いた組合員たちの誇りと素直な思いが込められています。労働者には仲間がいること、労働者は仲間と共に闘ってこそ幸福になれることを示し、新自由主義の下で苦しい思いをしている現代の労働者を、30年という時を超えて励ましました。

少年少女平和のつどい

 8月8日、原水爆禁止世界大会の関連行事として行われた「少年少女平和のつどい」に長崎高教組の3人も参加し、被爆遺構フィールドワークなどを通して、子どもたちに平和の尊さを教えました。

被爆遺構フィールドワーク

長崎高教組とOBの10数名は、8月8日、原水爆禁止世界大会の動く分科会「被爆遺構フィールドワーク」の案内を務めました。一期一会ですが、その中で平和🕊️のために一緒に学び合えるのはとても素敵♥️な活動です。

教職員平和のつどい

 原水禁世界大会に参加する教職員のうち有志が、8月7日夜、セントヒル長崎に集まって集いあいました。長崎高教組佐藤書記次長の平和教育の実践も紹介されました。各県から平和についての思いも発表され、とても楽しい交流ができました。また途中から海外代表のフランスの労働組合の方々も参加し、長崎高教組の外国語担当教諭が通訳を担当。楽しく語り合いました。

原水爆禁止世界大会長崎集会始まる

 8月7日、原水爆禁止世界大会長崎集会が始まりました。会場となった長崎市民会館は世界各国と国内各地から集まった、平和を願う大勢の方々で埋め尽くされました。長崎高教組からは長崎支部の3人とOB2人が参加しました。全教とその加盟組織からも多くの人が参加しました。

全国高校生平和集会in長崎

原水爆禁止世界大会関連行事
8月8日(金)13:30~17:00(受付13:00から)
活水高校(長崎市宝栄町15-11)
高校生が進行し、全体会・基調報告・被爆者のお話・各県の活動報告
グループに分かれての交流会・集会アピール採択・歌 などを行う 
参加費 大人1,000円 高校生無料

お問い合わせは長崎高教組本部(095-827-5882)まで

被爆80年原水爆禁止2025世界大会長崎集会

1954年、アメリカの水爆実験で、第五福竜丸をはじめとする日本の漁船1000隻以上が被爆し、船員の多くが発病、うち1名はその年のうちに急性放射線障害で死亡しました。日本人にとって三度目の被爆となるこの大惨事をきっかけに「原水爆禁止」「核実験即時中止」を求める署名運動が全国に広がり、翌年8月までで当時の有権者の過半数を超える3238万筆が集まりました。このような状況の中で55年、第1回原水爆禁止世界大会が開催されました。その後大会は70年間開催され、核兵器削減の大きな力となりました。

長崎高教組は今年度も実行委員会に参加し、大会の成功のために奮闘します。 

7日13:30~17:30 「被爆80年長崎のつどい」 市民会館体育館

8日 9:00~15:00 分科会 会場:長崎市内

9日10:30~13:00 ナガサキデー集会 市民会館体育館

お問い合わせは長崎高教組本部(℡095-827-5882)まで

青年のひろば

原水爆禁止世界大会 第5分科会
8月8日(金)9:30~15:00
長崎市民会館・体育館(長崎市魚の町5番1号)

申し込みは高教組本部(℡ 095-827-5882)まで
※大会バッヂが必要です(本部より渡します)

青年部 RingLinkZero実行委員会 – 1

「はじめての防衛白書」で県教委に申入れ

7月15日、長崎高教組は、「はじめての防衛白書」の件で、新日本婦人の会や県平和委員会とともに県教委に申入れました。小学生向けなのに「スタンドオフ防衛能力」とか「宇宙領域専門部隊」とか、マニアックな軍事知識の羅列。これは必要なのでしょうか。また「ウクライナが攻撃されたのは戦力が弱かったから」との記述は、「いじめられたのは力が弱かったから」という考えにもつながっていきかねません。みんなと仲よくしよう、ケンカをしてはいけないと教える小学校で、このパンフは教材として不適切です。

長崎新聞記事 子ども版「防衛白書」の小学校配布

若者憲法デモ

 若者憲法集会2025には600人以上、その後のデモには1100人が参加したそうです。「大軍拡反対」「憲法変えるな憲法生かせ」とコールしながら銀座の街を歩いたそうです。街頭の反応は例年以上で、大きな注目をあびたそうです。

政治家のカネの動きをネット上で公表

 こういうのは本来、国がやるべきものですが、なぜかこの国はやろうとしません。ならば国民がやるまでです。

 削るべきは図書館や学校、病院などではなく、政治家の私腹と、私腹を肥やす政治家です。

政治家のおカネの「出入り」がカンタンに分かる…データベースをネットで公開 ホテルや飲食、店名まで詳しく:東京新聞デジタル

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歴史を書き換えているのはどちらなのか

 この議員が発言したことは明らかなウソです。資料館の展示は体験者の話がベースで、この議員が言うような記述は一切ありません。歴史を書き換えているのはどちらなのか。デタラメなウソ話を国会議員が講演で行う、それを有難がって大勢の参加者が聴く。極右の集会のようですが、ドイツであれば社会的にも許されないレベルです。

 子どもたちにはウソを教えたくはない、それが教員の思い。教員として無関心であってはならない事態が進んでいます。

ひめゆりの塔の展示は「ひどい。歴史の書き換えだ」自民・西田参院議員が発言 憤る平和祈念資料館長「沖縄戦体験者の思いを踏みにじる」 | 沖縄タイムス+プラス

教え子を戦場に送るな

 戦前の教師は上意下達の命令の下で、子どもたちを戦争に駆り立てました。疑問を持つ教師は弾圧され、殺されました。戦後、教師は教科書に墨を塗らせました。自分たちのやってきたことの全否定。教え子を殺し殺される地獄へ追いやったことの深い悔恨。そのような中で「教え子を戦場に送るな」のスローガンが生まれました。子どもたちと今度こそきちんと向き合おうとする教師たちの一番の願いは、自分たちの賃金や労働時間の改善ではなく、子どもたちを戦場に送らない、憲法の平和条項を書き換えさせないということでした。

 全教は先輩諸氏80年間の願いを受け継ぎ、9条を断固として守るために力の限り奮闘します。