全国教職員学習交流集会

 11月22・23日に東京都で開催され、長崎からは2人が参加しました。記念講演と分科会、基礎講座が2日間にわたって行われました。高橋哲さん(大阪大学准教授)が「教職員の『働かせ方』を本気で解決するには~ゆきとどいた教育実現の展望と教職員組合の役割~」と題して記念講演を行いました。高橋さんは、給特法の最大の問題として「超勤4項目以外の業務は『自発的行為』なので、労基法が規制する『労働時間』に該当しない」とみなされ得ることを指摘し、訴訟運動の成果を根拠として行政や立法を動かしていく必要があると述べました。
 2日目に基礎講座の一部として行われた東京大空襲のフィールドワークには、長崎からも参加しました。都教組の平和のとりくみについても学びました。

高市首相、「核(アメリカに)持ち込ませず」見直しを指示

 非核三原則見直し(「持ち込ませず」の撤廃)が持論の高市首相は、次年度の安保三文書の改定において、見直しの議論を行うよう指示しました。高市氏は自著で「持ち込ませず」がアメリカの核戦略の邪魔になると述べています。「持ち込ませず」が撤廃されれば、67年の佐藤首相の表明以来58年ぶりの大転換となり、アメリカの世界戦略を助け、日中関係をさらに悪化させることになります。日本に再び核戦争を経験させかねない極めて危険な動きです。
 被団協(日本原水爆被害者団体協議会)をはじめ多くの平和団体、労働組合は抗議声明を発しています。また長崎県知事は「被爆県として到底受け入れられない」と述べ、広島県知事も「三原則は絶対に守るべきものだ」と語っています。長崎・広島の両市長も三原則の堅持を求めています。
 長崎被災協は11月19日に発した抗議声明で「絶対に受け入れることはできない」とし、「被爆国として、どんな困難があっても核廃絶を主導すべき」「核廃絶の旗を降ろしてはならない」と述べ、「非核三原則の見直しをただちに撤回すること」と「非核三原則の法制化」を強く求めています。
 非核三原則は71年の国会決議を受け政府が国是と表明してきたものであり、国際公約でもあります。一内閣の判断での変更は許されるものではありません。

25九州キャラバン

 教職員組合共同闘争推進連絡会九州ブロックは、「九州キャラバン」として、11月19日に、新日本婦人の会や高校・障害児学校退職教職員の会とともに、県教委・知事部局との交渉を行いました。全教北九州よりブロック代表も出席してくれました。
 長時間過密労働の縮減、教職員未配置の解消、給特法改定に伴う諸問題、講師の2級適用、学級規模の縮小、小・中での全県学力テストの廃止・見直し、タブレットの個人負担、トイレへの生理用品の配置、高校生の就職支援等について、議論を交わしました。
 高教組は「業務改善アクションプラン」での月の超過勤務が45時間以上をゼロにする目標年度が25年度であることを指摘し、なぜできなかったか、今後の改善の手立ては何かと質しましたが、県教委からの十分な回答はありませんでした。

教員特別手当で交渉

 11月17日、県教委は私たちの組合本部に来局し教員特別手当について提案し、これを受けて私たちの組合は県教委と交渉を行いました。概要は以下の通り。詳細は中央委員会議案書に記載します。組合員の方はそちらでもご確認ください。

教員特別手当に関する県教委交渉(251117)

25年度第4回賃金権利確定交渉

 11月14日、25年度賃金権利確定交渉の最終となる第4回交渉を行いました。冒頭、県教委が第3次回答(臨時職員初任給上限の改善、熱中症対策、通勤手当の改善など)を行い、やりとりしました。その後長時間過密労働問題を中心にやりとりしました。

【熱中症対策】 →ここをクリック
【長時間過密労働問題】 →ここをクリック

 第3次回答の内容等、この他については、中央委員会の議案書に掲載しています。組合員の方はそちらでご確認ください。

中教審が緊急声明

 2025年11月12日、中央教育審議会初等中等教育分科会「教師を取り巻く環境整備特別部会」は下記の緊急声明を発しました。①中学校35人学級に向けて教諭の定数増、②不登校や多様な教育課題等に対応するため養護教諭と事務職員も定数増、③学校を支えるスタッフ(教育業務支援員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等)の配置充実、部活動の地域展開のための財政措置などの実現を政府に求めています。

高市台湾発言

 高市首相は11月7日に国会で、中国が台湾に対し武力行使を行ったならば「存立危機事態」(他国への攻撃が日本の危機になる事態)になり得ると発言しました。これはかねてからの持論を展開したものです。「存立危機事態」となれば15年成立の安保法制により、自衛隊の出兵が可能となります。
 国連は台湾を独立国ではなく中国の一部とみなしており、このため中国の台湾への武力行使は国際的には内戦とみなされます。したがって自衛隊が出兵し中国が反撃したならば、日本が侵略し中国は自衛権を行使したということになります
 発言に対し台湾政府は沈黙していますが、台湾の二大政党の一つ国民党は強く反発し「台湾は日本の植民地ではない」「台湾に危険をもたらす愚かな発言」「右翼軍国主義の復活を連想させる」「アメリカに媚びる行為」と批判しています。
 高市氏の発言は、日本のアメリカへの従属を一層強めるとともに、日本を世界から孤立させ、戦争を招きかねないものであり、極めて危険です。

25年度第3回賃金権利確定交渉

 11月7日、25年度第3回賃金権利確定交渉を行いました。具体的項目のうちハラスメントや施設設備関係でやりとりしました。県教委より通勤手当改善の提案がなされました。また県教委は、私たちの組合からの指摘を受けて、高校再編についても具体的な動きを示しました。 詳細については、中央委員会の議案書に掲載していますので、組合員の方はそちらでご確認ください。

全国で数千人が未配置

 全教は毎年5月と10月に未配置状況調査を行っていますが、毎回全国で数千人の未配置が確認されています。5月調査で未配置の学校が、10月でも未配置のままになっているケースは多く、人手不足は深刻です。非常勤講師での対応が多くありますが、この場合、担任や部活動はカバーされないので、現場の負担は重く、根本的な解決とはなりません。

九州・沖縄ブロック学習交流集会

 11月1・2日に北九州市で九州・沖縄ブロックの学習交流集会が開催されました。各県から20名以上が参加しました。1日目は講演、2日目は分科会が行われました。長崎からは2日の分科会のみに参加し、「平和運動」の司会を務めました。九州は対中戦略の最前線として急速に基地化が進んでいる状況を学びあいました。

70%が持ち帰り、75%が土日に働く

持ち帰りでは多くが「4時間以上」

 全教は10月に全国の組織を通じて時間外労働実態調査を行いました。それによると70%が平日に持ち帰り仕事を行っており、75%が土日に仕事を行っています。平日の持ち帰りの時間数を1時間ごとに区切った聞いたところ「4時間以上」が最も高い割合を占めています。

25教育講演会

 11月1日、教育講演会を諫早市で開催しました。講師は小野田正利さん(大阪大学名誉教授)。「親と子、子どもどうし、他人の子との関係づくりで大切なこと~『愛着の問題』『いじめ問題』そして『他の子も幸せに』~」との演題でお話しいただきました。小野田さんは、「いじめ防止対策法」の問題点として、「被害者主観に基づくいじめの定義」があるとし、これが現場の負担や解決の困難さを招いていると述べました。またこれからの教師に求められるものとして「法的知識を基盤とした誠実な対応」をあげ、「いじめ防止対策法」と「改訂生徒指導提要」の中の「7つの不適切指導(105ページ)」を十分に理解する必要があると述べました。
 参加者からは「久しぶりに教育の本質論を聞いた」「『他人の子どもも幸せに』にその通りと思った」「親と子の関係性やいじめ問題など色々な話を聞き、励みになった」「多くの人に聞いてほしい話だった」などの感想が寄せられました。