定年延長、再任用フル、常勤講師の比較

 固定ページ欄の 「資料」にファイルを置きました。24県人勧がそのまま実施されたと仮定した上でのものです。再任用者の賃金、手当が、運動の成果でだいぶ改善されました。しかし一時金の割合が大きく落ち込んでいるため、依然として常勤講師との逆転状況が続いています。

 高教組は定年延長後の不当な賃金抑制に反対し、それよりもさらに低く抑えられている再任用者の賃金改善を要求しています。また、若年層も含む講師の賃金改善についても要求しています。

 高齢層の賃金抑圧は、50代のフラット化、昇給停止問題と連動するものですが、そもそも教育労働においては経験やゆったりとした余裕ある対応が重要であり、そのことも踏まえた賃金体系であるべきです。

 また、日本は子どもの養育費が諸外国と比べて高く、これをカバーしてきたのが年功序列型賃金でした。養育費の高さはそのままにフラット化だけを進めれば、子どもたちの教育権が制限を受けることになります。そのあたりも含め、よりよい賃金制度のあり方を考える必要があります。

#0115定時アクション

 前回に引き続き、教職員が全国で一斉に行動して国会審議に圧力をかけるためのとりくみです。

 分会あてに三角柱を送っています。届いたら立ててください。組合員が少数の職場は立てるだけでも勇気がいるかもしれません。でも組合に入っていなくても同じ思いの人は多くいますので、頑張って立ててみてください。それぐらい大丈夫だという勇気ある人は、15日まで待たずもっと早くから立てててもOKです。仕事始めからでも構いません。それからXのアカウントのある人はXデモに参加してください(4時45分~10時)。#せんせいふやそう #0115定時アクション #このままでは学校がもたない #定額働かせ放題 でトレンド入りをめざします。11月27日のアクションでは、 #定額働かせ放題  #このままでは学校がもたない がトレンド入りしました(#折田楓 #斎藤元彦 に負けましたが)。

 本部から提起するとりくみはこの2つですが、可能な職場は職場集会を開いたり、定時退勤を追求するなど色々と挑戦してください。そういったことができれば思いを共有し合えて元気が出るので、さらにいいです。

 とりくみが終わったら分会長は所定の用紙に記入しFAXするか、ここから報告をお願いします。

 共通テスト前ですので、進学指導をされている方々は、なかなかにしんどいとりくみかもしれません。職員室に置きづらかったら、教科の準備室に置いたりなど、色々やってみてください。もし、この日も帰るのが遅くなってしまうようでしたら、帰り際にでも、時計の写真を撮ってXに投稿するなどといったこともいいですね。疲れている中ではありますが、現場の忙しい状況を少しでも改善するための重要なとりくみですので、一緒に頑張りましょう。

中央委員会の討議の柱

 概ねですが、次のように考えています。中央委員として出席予定の人は「これは一言いいたい」というものを見つけて発言を準備してください。遠慮なく、何回でもどうぞ。ここにないものでも組合の運動に関係することであれば何でも構いません。

【生活・権利面】賃金改善、物価上昇、新人事評価とその賃金リンク、休暇の拡充、子育て関連休暇、先読み加配、看護・介護関係休暇、交通遮断休暇、模試・補習、部活動、高総体開会式、舎監、オープンスクール、事務室の忙しさ、出退勤記録簿、年休取得期間変更、人を増やす、定時アクション(1127・0115)、給特法、教職調整額、残業代、未配置の増加、旅費の不足、教職員の自己負担、ハラスメント、特2級、主幹教諭の高校配置、「新たな職」、職階制、「学級担任手当」、夜間中学の勤務条件、再任用者・定年延長者の労働条件、50代賃金のフラット化、会計年度任用職員の労働条件、重点課題人事、人事異動のあり方・問題点

【教育面】教研・教育実践交流会、生徒参加・保護者共同の学校づくり、校則、生活指導、管理・競争の見直し、観点別評価、キャリアパスポート、高校入試、高校での特別支援教育、一人一台PC、教育DX、少人数学級、特別支援学校の条件整備、エアコンの設置、グラウンド整備の負担軽減、実習の材料費・燃料代等の高騰、給食費無償化、教育条件署名運動

【平和・民主主義関係】 平和教育、 平和行進、原水爆禁止運動、世界の戦争に対する思い、SNSと選挙、万博と修学旅行など

※この他、組合のよさをまだ入っていない方に知ってもらうとりくみ、組合への加入をよびかけるとりくみなどの中で、「こんな素敵なことがあった」とかいう報告もいいですね。

支部分会長会(議案検討)

 中央委員会の議案検討を兼ねた支部の分会長会議が、各支部で行われています。 これから後では、佐世保支部が7日、壱岐支部と島原支部が10日に行うそうです。日時・場所等の詳細は支部執行部から連絡がありますので、分会長はご確認の上、集まってください。議案書は6、7日あたりに届く予定ですが、もし届いていたら持参してください。もしまだの場合は手ぶらで参加してください。本部から余分に持っていきますので大丈夫です。

 今後の活動日程の説明や、支部内の職場の情報交換もあるかと思います。職場で困りごとがあったりなどする場合も、この支部の集まりで話をしてみてください。何か解決策が見つかるかもしれません。

1月18日は定期中央委員会

 各分会1人と支部長、支部書記長が出席します。詳しくは分会、支部あて通知文書でご確認ください。年間で2番目に重要な会議ですので、お忙しい中ですが「万難を排して」お集まりください。

 議案書は1月6、7日あたりに届く予定です。今回は後半部分に資料を色々と載せてますのでこちらもご覧おきください。

ならば先生ふやせ

科目構成は維持、教員の負担軽減図り「脱ゆとり路線」も継続 学習指導要領改定諮問(産経新聞) – Yahoo!ニュース

〈文部科学省幹部は「先生の負担を減らすために子供の学びをやせ細させるという発想はない(後略)」〉  →ならば先生を増やしてください 。必要なこともせずにカネをケチっているくせに、立派そうなことを言わないでいただきたい。

Xの投稿より

「公務員の差額支給に喜んでいる皆様。 本来は民間であれば物価高騰等で4月からもらえるはずのものが9ヶ月も遅れて支給されただけですので喜ぶようなものではございません。 むしろ、9ヶ月分の利息を含めて支給しろと主張すべきです。 ちなみに人事院勧告は民間平均以下ですよ。 怒るべきです。」

 おっしゃる通り。

教職調整額の引き上げはよいことですが。

教員給与上乗せ 文科省は引き続き一度での引き上げ求める方針 | NHK | 文部科学省

 賃金と退職金が上がりますのでよいことです。ただ長時間過密労働の問題は何ら解消しません。教職調整額は自宅での教材研究など把握できない時間外労働があるという教員の特殊性に基づくもので、在校時間など学校にいる場合は把握できるのですから、残業代を払うべきです。残業代を払わなくてよいしくみだから、人を増やそうと考えないのです。

部活を考える

今こそ金八先生が必要?部活は教師が指導すべき?大空幸星氏「授業外での教師との人間関係に救われてた子供はいる」(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース

 部活動は生徒会活動の一部であり、自治の力を育てる上でその教育効果はとても高いものがあります。荒れた学校が部活動で立ち直っていく実践を、私たちはこれまでに何度も目にしています。中学では地域移行が進んでいますが、勝利至上主義が強まらないかとか、スポーツ産業が潤うだけではないかとか、貧困な家庭はどう対応すればよいかとか、そういったことも考えるべきです。

 ただ、部活動顧問の労働時間が異常に長いことや、「手出し」など金銭的な負担が大きいのも間違いのない事実です。現状の奉仕的な労働、趣味の延長のような労働に任せていてよいものではありません。子どもたちの成長にとってはきちんとした教育条件が必要で、それは教える側にきちんとした労働条件があって初めて成り立つものです。

 このニュースの話は、多くの方が共感できる部分もあり面白く、議論のネタになりそうです。ただ金八先生は、夕方には帰ってましたし、部活動をしていません。都合のいい所だけとって「金八先生が必要」というのは正しくありませんので、そこは注意が必要です。

2024年の活動を振り返る

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時短ハラでごまかして、持ち帰らせているだけのこと

教師の時間外勤務「月45時間以下」が増加…小学校75.2%・中学校57.5%・高校71.8% 文科省「働き方改革が反映されている部分はある」(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) – Yahoo!ニュース


文科省 「働き方改革が反映されている部分はある」 文科省のどなたか知りませんが、現場の教員の神経を逆なでするようなコメントはしない方が良いと思いました。

またやります。

 共通テスト前です。進学指導をされている職員の皆さんは、退勤できる時刻になったら、疲れている中ではありますが、「今ようやく帰れる」とのX投稿をお願いします。#せんせいふやそう #0115定時アクション #このままでは学校がもたない でトレンド入りをめざし、世論に訴えます。何事も当事者が行動しないと解決しません。

16点の間違いでは?

教職調整額引き上げも「残念」 文科相も「61点」 教員の受け止めは | 毎日新聞

 教職調整額を時間外労働の一括払いと定義すれば、全教調査通り超勤92時間で計算すれば50%とすべきところ。それを「段階的に10%」で済ませてるのですから「マイナス50点をマイナス40点まで段階的に引き上げる」と言ってるようなもので、本当は0点にすらなっていません。そもそも教職員の願いはカネより時間ですのでそれをごまかしているのも減点すべきところ。

 ま、そうは言っても賃金も退職金も若干ですが増えますし、教育軽視の現政権の中で少し頑張ったという自画自賛分も加えると16点ぐらいが妥当ではないでしょうか。61点とか、80点とか、答案返却される前の生徒のような希望的観測を、大臣が公的に述べるのは、ちょっと慎んだがよいと思います。

新人事評価は不要

フィンランドの教育庁長官 「私たちがどうやって教員を評価しているかですか?話もしませんよ。そんなことは私たちの国では関係ないのです。その代わりに、私たちは『どのように彼らをサポートできるか』を議論しますよ」(鈴木大裕著「崩壊する日本の公教育」より)。  

鈴木大裕氏のコメント  「教員評価」という議論の枠組みそのものを問い直す必要があります。フィンランドでは教育現場に対する「国家の投資責任」を議論し、「自己責任論」の拡大と新自由主義化が進んだアメリカや日本ではそれを「現場の結果責任」という枠組にすり替えて来た背景があります。

そもそも教育の成果を評価することがナンセンス。くだらないことを止めるのが、長時間過密労働解消の第一歩です。

この国のスタンダード

 給特法で、 校長が教員に残業を命じることを原則禁止していますが、 現実は莫大な残業の実態です。 文科省は「残業ではない。教員が自主的にやっている」 校長は「生徒のために必要である」。自分の責任を他に押し付けて、 見て見ぬふりをするのが、この国のスタンダードになりつつあります。