海友丸の船員作業手当について県教委が提案

 10月27日、県教委(教育環境整備課)は、海友丸の船員作業手当について、私たちの組合に緊急の提案を行いました。
 船員作業手当について、9月26日の旅費に関する交渉で県教委は他県でも同じ額と想定されると回答しましたが、実際にはそうではありませんでした。山口は支給がなく、福岡・長崎で支給対象期間が違っており、このため各県支給とすると三県で支給額に相当な違いが生じることが、その後の三県当局者の情報交換の中で分かりました。
 このことを受けて県教委は、海友丸船員の船員作業手当については旅費の代替との経緯から例外的に福岡の規程で支給したい、そのための新しい合意を組みたいとの提案を、高教組に対し行いました。
 私たちの組合の回答は後日行います。

旅費改定第2回交渉、先延ばしに

 10月上旬予定だった旅費改定の第2回交渉ですが、県教委側の都合に基づく申し出を受け、私たちの組合も合意して、先延ばしとなりました。11月議会には海事職を除いた分についてのみ上程し、海事職部分を第2回交渉として1月以降に行う予定です。

旅費改定第1回交渉

 9月26日に行いました。高教組は、本部と海事職員が出席しました。県教委は教育次長と教育政策課が出席しました。全般に関して高教組は、事務室担当者の労働量が増えないよう職員の増員を併せてやっていく必要があることを主に指摘しました。
 海事職員に関しては、船員作業手当が手当ならば長崎から支給できるはずと指摘しました。教育政策課の担当は、旅費からの切り替えの経緯があるので福岡から支給するよう調整しているという情報を高校教育課から聞いていると述べました。
 福岡でも同額を検討しているかと質したところ、国準拠と聞いており差が生じることは考えにくいと述べました。高教組は旅費だと直接の交渉ができないとし、2月の福岡での改定強行を示し、三県の十分な調整を求めました。担当は、三県の人事関係の会議が定期的にあると聞いていると述べました。
 教育次長は「こちらのお詫びしないといけない部分なので、そこはこういったことが二度とないように福岡ともしっかり話をしていきたい」と約束しました
 担当は船員作業手当について、福岡では11月議会にかける予定と聞いていると述べました。高教組は労働条件に関わる大事な情報なのでもっと早くに聞いておきたいと指摘し、あわせて海友丸に関しては三課(教育環境整備課・教育政策課・高校教育課)がそれぞれ関わるが、窓口を絞ってほしいと求めました。担当は「三県共同運航の窓口は高校教育課の県立学校人事班」と回答しました

【怒り】実習船の賃金が一方的切り下げ

 長崎鶴洋高校と福岡・山口の水産高校、水産系高校が共同で運行する海友丸の乗組員の日額旅費が、4月から一方的に廃止され、代わりに宿泊手当が新設されたものの、総額では特に上位職階で大幅減額となります。1月からの60日近くにわたる遠洋航海で国内にいない間に、福岡県教委と県議会が勝手に決定し、長崎の船員の旅費は福岡に連動しているため、自動的に切り下げとなったものです。当事者がいない間をついての抜き打ちでの決定など許されるものではありません。福岡からの連絡を受けて2月に慌てて説明に来局した長崎県教委に、長崎高教組は強く抗議しましたが、長崎県教委は「自分たちも困っている」と言うのみで、解決のための何の提案も示さず、雇い主としての責任を何ら果たしていません

 海友丸は17日に帰港し、18日に船員への説明がなされましたが、船員からは、あまりにひどい不当な対応に、戸惑いと怒りの声が上がっています。

 勤務条件に関する事項を交渉もなしに決定することは法律をも無視したものであり、労使の信頼関係を根底から破壊する行為だと言わざるを得ません。長崎高教組は山口・福岡とも連携を取り、今後の対応を検討中です。

海事職が県教委交渉

海事職は、2023年12月25日に県教委交渉を行いました。

【職員不足での運航について】海友丸の定員は34名ですが、欠員があり現在31名で運航しています。実習の安全性での不安、乗務員に過度の負担をもたらすこと、停泊中の船舶当番のローテーションが早く回るため年休の取得にも影響がでることなどを指摘し、定数の確保と、そのための労働条件の改善を求めました。

【食卓料について】食事費として生徒・職員に支給される費用ですが、3県共同運航となって大きく削られています。物価高騰も踏まえ充分な予算の確保を要求しました。県教委は「物価上昇分について『材料をカットしてください』というつもりはない」と回答しました。