高市早苗首相は9日に記者会見を行い、憲法について「党総裁として、改正案を発議し、少しでも早く国民投票が行われる環境を作れるよう、粘り強く取り組んでいく覚悟だ」と意欲を示しました。
しかし憲法99条は「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」とし、内閣に憲法尊重擁護義務を課しています。憲法は政府や議員など為政者が思いのままに行動できないよう、国民がその動きを規制するための装置であり、世界各国の憲法には同様の規定があります。憲法によって為政者を国民のコントロール下に置くことを立憲主義と言います。
高市氏の発言は、この立憲主義を正面から踏みにじるものです。これに対しては、共産党や社民党など左翼だけでなく、立憲主義を掲げる立憲民主党(参議院)も一緒になって批判すべきです。それを行わない政党に、自由、民主主義とか平和を掲げる資格はありません。
またメディアは高市氏の発言をそのまま垂れ流すのではなく、国民の知る権利に応えジャーナリズムとしての矜持を示すべきです。