全教「2024年 被災地フクシマを見る・歩く・考える」行動に参加して⑨

長崎高教組執行副委員長 今泉 宏

 江戸時代、会津城主だった保科正之公は、4代将軍徳川家綱の補佐役として江戸の明暦の大火の後、燃えた江戸城の天守を再建せずに、町民のための江戸の復興を優先しました。正之公の精神を見習って欲しいとフクシマの地で感じました。東日本大震災は、宮城県や岩手県で津波による多くの犠牲者を出しましたが、地震、津波に加えて原発による被害を受けているのはフクシマだけです。被災地の現場で話をお聞きして、愛する家族を失った木村さんの思いを伝えていかなければならない、これからも自宅に帰れない人がいるというのに、原発再稼働を進めようとしている政府の姿勢は決して許せないという思いを強くしました。

 今回のフクシマでの学習を通して、私はこれから、長崎の平和ガイドや平和教育の担当者として、「見る、歩く」だけでなく「考える」をテーマに、被爆遺構を案内し、なぜ原爆投下に至ったのかをしっかり「考える」フィールドワークを行っていきたいと心に誓いました。(終わり)