全教「2024年 被災地フクシマを見る・歩く・考える」行動に参加して⑤

長崎高教組執行副委員長 今泉 宏

 この小学校には、木村さんの二人の子どもさんが通われていました。1階の1年生の教室には木村さんの次女汐凪(ゆうな)さんの教科書や図書館から借りた本が机の上にそのまま状態で残されていました。汐凪さんは下校後学童に行っており、そこで地震に遭いましたが、心配した木村さんの父(汐凪さんの祖父)が迎えにきて、自宅に帰ったとき津波の犠牲になったそうです。この教室で過ごしていた汐凪さんの姿を想像すると木村さんの子を亡くした悔しさ、無念さがより身に沁みました。「この教室は今の状態で保存して、訪れた人が原発事故、津波の恐ろしさを感じ、後世に伝えて欲しい。また、娘にいつでも会える場所として残して欲しい。」と木村さんは語られました。私も全く同じ考えです。(つづく)