死はなんでもない
死に至るまでが厄介なんだ

とあるプラットホーム
入ってくる電車に
飛び込めば簡単だ
僕のちぎれた手や足が
グルグルまわりながら
線路に落ちていく
僕の頭は
まだ少し上の方で
それらを確かめながら落ちてくる
やがて僕の肉片は集められ
生臭い匂いを残して
暗い場所に移される

死はなんでもない
死に至るまでが厄介なんだ