【怒り】実習船の賃金が一方的切り下げ

 長崎鶴洋高校と福岡・山口の水産高校、水産系高校が共同で運行する海友丸の乗組員の日額旅費が、4月から一方的に廃止され、代わりに宿泊手当が新設されたものの、総額では特に上位職階で大幅減額となります。1月からの60日近くにわたる遠洋航海で国内にいない間に、福岡県教委と県議会が勝手に決定し、長崎の船員の旅費は福岡に連動しているため、自動的に切り下げとなったものです。当事者がいない間をついての抜き打ちでの決定など許されるものではありません。福岡からの連絡を受けて2月に慌てて説明に来局した長崎県教委に、長崎高教組は強く抗議しましたが、長崎県教委は「自分たちも困っている」と言うのみで、解決のための何の提案も示さず、雇い主としての責任を何ら果たしていません

 海友丸は17日に帰港し、18日に船員への説明がなされましたが、船員からは、あまりにひどい不当な対応に、戸惑いと怒りの声が上がっています。

 勤務条件に関する事項を交渉もなしに決定することは法律をも無視したものであり、労使の信頼関係を根底から破壊する行為だと言わざるを得ません。長崎高教組は山口・福岡とも連携を取り、今後の対応を検討中です。

実習教員部が交渉

 3月13日、実習教員部が交渉を行いました。

 昇任試験については「受験資格を改善というが、そもそも全員を2級に位置付けるべき。昇任や試験の制度そのものに反対。ワタリに戻すべき。私たちはこの件について妥結していない」と迫り、「公務員賃金が改善される中でなぜ私たちの分は抑えるのか」と訴えました。県教委は「国の大きな動きの中でワタリを廃止するとの対応となった」「年齢を引き下げるとの改善を行っている」と回答しました。また出題内容について実教部は「様々な勤務形態がある中でどのような出題がなされるかもわからない。実態に合わせた試験を行うべき。過去問を公開すべき」と要求しました。

 また「助手」という差別的な呼称については、「色々な誤解を招き、指導にも支障が出ている。悔しい想いもしてきた」「他県では独自の呼称を使っている県もあり、本県でも昭和30年代に当時の教育長が実習教師という呼称を使ってよいと言っている。なぜそのように対応しない」「マイノリティの職種に対する配慮が足らないのでは」 と迫りました。県教委は「法令で規定された職名であり変更は困難」との回答以上のものを答えることができませんでした。

 単位認定講習については、「当該免許の教科教育法や職業指導など免許を取得するために必ず必要な講習を長崎では全く行っていない。人が集まらないというが、専門教科の枠を超えても可能なはず、どうにかならないか」と要求しました。県教委は「過去に開講したが受講者がいないというケースもあった。ニーズがあれば実施しやすいので工夫もしたい」と回答しました。

 理科等の人事配置については、「人事異動では専門性、経験を尊重してほしい。理科の場合、事務室になったり図書館になったり進路になったりする。異動希望を出すことにためらいがある」と訴えました。県教委は「専門性を十分に踏まえた配置が行われるよう、管理職にも伝えていきたい」と述べました。

 前回の交渉と同じような回答であったことについては、「すでに決着済みとの意識なのか?」と質しましたが、特にこのことについての回答はありませんでした。

 終了後の総括会議で、「次年度も交渉を行おう」「年1回交渉を行うべき」との声が上がりました。「そのためにはこちらも具体的な提案をして行く必要がある」との意見も出されました。

 

司書部専門委員会が交渉

 3月11日、司書部専門委員会が交渉を行いました。専門委員長は「司書がいるのといないのとでは教育効果が大きく違う」「司書がいることで主体的に学ぶ力が身につく」と詳しい資料をもとに訴えました。専門委員で司書教諭の組合員は「司書の専門性を高め、待遇を改善することが、学校図書館にとって必要」と訴えました。

 県教委は「本は人間性を磨くツール」「司書が配置された学校はいい教育ができていることを理解している」「私たちも司書を増やしていきたいという思いはある」と応じました。しかし「長崎県は小規模校が多い」「財源が限られているので」と述べ、改善は容易でないと回答しました。

 高教組はこの場で示した現場の訴えを、財政課にそのまま伝えるよう求めました。

 また5年経過となる司書について、民間と差別のない扱いを行うよう求めました。

 交渉の詳しい内容については高教組新聞でお知らせします。組合員の方はそちらでご確認ください。

実習教員部の交渉は13日16時から

 県庁7階教育委員会室にて。2級昇格に関しての制度の改善と、「実習教諭」への職名変更、教育職としての位置づけの徹底、教諭一元化等の制度改革の国への働きかけ等を要求し、県教委と交渉します。
 交渉日については、当初の予定が2月5日で、雪のため2月27日に延期となり、さらに県教委が議会を理由に日程の変更を申し出て3月13日になりました。実習教員部はこのような状況においても、役員全員とさらに現場の出席で県がいう人数枠の上限ギリギリを追求。結束してLINEも活用し十分に調整を行いました。その結果、年度末の慌ただしい時期の交渉でありながら、人数枠の上限8人の出席を実現しました。数は力であり、団結は力です。


実習教員部の交渉日、また変更か。

 雪のため延期になっていた実習教員部の交渉ですが、県教委との間で2月27日実施で調整を行っていました。卒業式前で出てきづらい日ですが、県教委が「議会との関係上、ここでしか難しい」とのことでしたので、それに合わせ、実習教員部と本部の8人は業務の変更などの調整を行い、全員出席で揃えていたところでした。ところが、17日に県教委は急遽、「議会との関係でこの日にできなくなった。またずらしてほしい」と高教組に連絡しました。

 あらかじめ予定されていたものでないとすれば、議員からの要請が急に入ってのことかと思いますが、現場の声は議員より重いものです。今回の対応で県教委がこの点をどれだけ理解しているか疑問です。

 本部は、今回27日出席に向けて皆が苦労して調整したこと、その上での変更提案は残念との思いを出席者全員が持っていることなどを県教委に伝え、交渉日について実習教員部の意向を踏まえた逆提案を行いました。県教委は検討すると回答しました。

 

大幅改善の回答を複数引き出す(会計年度任用職員交渉)

 1月22日、会計年度任用職員の交渉を行いました。事務現業職員部と本部が出席しました。賃金、権利双方の面で大幅改善となる回答を複数引き出すことができました。県人勧に沿った部分の他に、昨年度の交渉で強く要求していた分についても、要求通りの回答がなされました。 課題はまだまだ多くありますので、そこは今後さらに詰めていくことになります。 条例改正前なので、回答の内容を一般公開することはできませんが、組合員の方々には次週に高教組新聞でお知らせします。

司書部の交渉

 3月に県庁で行います。

 学校図書館関係の仕事をしている組合員の皆さんなら誰でも参加できます

 組合員でないと参加できませんので、学校図書館関係で何か県教委に言いたいことがある人は、組合に加入して、一緒に交渉しましょう。

 参加希望の方は、高教組本部までご連絡を

 組合加入希望の方も、高教組本部まで

実習教員部の交渉

 2月5日、11:00~ 県庁7階教育委員会室にて

 実習教員部要求書2024

 組合にまだ入っていない実習教員の方、入れば交渉に参加できます。入りませんか?

12月は職場のハラスメント撲滅月間です

 パワーハラスメント、セクシャルハラスメント、マタニティハラスメント、時短ハラスメント、アルコールハラスメント、など色々なハラスメントがありますが、いまとても困っている方、しんどい方、高教組か厚生労働省に遠慮なくご相談ください。

司書や事務補助、SSW、SCなど会計年度任用職員の方々にはこちらもお知らせください。