組合のよさ(X投稿より)

組合の先輩と授業について色々語り合いました。大先輩なのに、対等に語り合えるのが組合のいいところだと思います。 誰かが決めた「正しいやり方」に沿うように授業をつくる研修が苦手です。組合に入って「授業は子どもたちから出発する」と知ってから、授業づくりが楽しくなりました。

本県教職員の勤務条件の主な変更部分(2025年度)👇

 高教組と県教委は交渉を重ね😤1月に以下の通り妥結し🤝 、2月議会で条例化されました😲。 

【要求を提出し交渉を重ねたことにより改善したもの】

😄月齢級が、高水準で増額されました(率で32年ぶり、額で33年ぶり)。また再任用職員を含めた全職員に改善がありました。会計年度任用職員(行政1級職)についても大幅増額となりました。

😄一時金も全職員において増額されました。

😄再任用職員に住居手当、特地勤務手当、準特地勤務手当が支給されることになりました。すでに異動に伴い転居している職員についても次年度分より支給されることになりました。

😄講師の初任給上限が引き上げられました。

😄通勤手当の支給要件等が改善されました。

😄単身赴任手当が採用当初にも支給されることになりました。また採用当初に要件を満たしていた人についても支給されることになりました。

😄子の扶養手当が増額されました。

😄子ども看護休暇の対象に入園式、卒園式、入学式、卒業式に出席する場合が追加されました。これは3月1日に前倒しして実施されています。

😄会計年度任用職員の諸休暇が大幅に改善されました。

【組合員の数が足りないために不十分な結果となった主なもの】

😢人材確保の競争力強化のためとして若年層に偏った賃上げとなりました。

😢物価高に追いついておらず、特に中高年層では実質賃金でマイナスとなります。

😢民間春闘の賃上げ率5.33%に及ばず、「民高公低」の結果となりました。

😢会計年度任用職員については、民間の5年ルールが適用されませんでした。

【組合員の数が足りないために後退した主なもの】

😢地域手当が廃止されました。このため旧長崎市勤務者は減額となります。

😢配偶者の扶養手当が廃止されました。

😓交渉の結果、いずれも「激変緩和措置」が設けられました。

今年度も高教組は「攻めの姿勢」で奮闘します😀

🔶さらに大幅な賃上げを求めて奮闘します。正規・非正規を問わず、全職種の全年齢層において、大幅賃上げを実現できるよう、全力を挙げます。


🔶時短がなされ、余裕をもって働ける環境を実現できるよう、奮闘します。

🔶ハラスメントのない、互いを思いやれる優しい職場を実現できるよう、奮闘します。

🔶生活の負担がない「希望と納得の人事異動」を求めて、奮闘します。

🔶子どもたちの自主的、自発的、自治的な学び合いがなされるような学校づくりに奮闘します。

🔶子どもたちが豊かに学び合える教育条件の実現をめざし、県教委に働きかけ、奮闘します。

🔶被爆80年のナガサキにおいて、世界平和を実現するための運動の一端を担って奮闘します。

佐賀高教組書記局の皆さんをご案内

 3月2日の午後、佐賀高教組の本部役員と書記の6人の方が、長崎に来られ被爆遺構巡りなどをされました。副委員長が案内しました。佐賀藩や諫早藩の蔵屋敷の中に致遠館があった話などをして、原爆資料館、爆心地、平和公園などをフィールドワークしました。副委員長は「佐賀と長崎の交流がこれからもできればいい」と期待しています。

【開票速報】本部役員選挙

 3月2日10時より開票が行われました。日曜にも関わらず、また前日は飲み会に参加された方も少なくなかったかと思われる中で、長崎支部と諫早支部から開票管理者として7人と、波佐見、諫早東、明誠、鳴滝昼の4分会から選挙管理委員として4人にお集まりいただきました。ご協力有難うございます。作業は長崎支部長のリードの下で、互いに連携を取り合って、手際よく粛々と行い、予定よりもだいぶ早く終了することができました。素敵です。なお開票結果ですが、立候補者は全員信任されました。

戦後すぐの教育行政がめざしたもの

「教員組合は教師の生活を経済的に安定させ、さらに教師としての教養を向上させ、それによって、教育の道に全力がつくせるように…教師がたがいに助け合い、また、当局に対して正当の要求をつらぬくことを目的とする」

「教育の方向がゆがめられたり、教師の身分が不安定になったりするおそれがあるときには、教員組合はその団結の力をもって教育の正しいあり方と、教師の身分の安定とを保障しなければならない」。

文部省「新教育指針」(1946年 昭和21年)より。

「教育を語るつどい2025」の講演で宮下さん(全教委員長)提供の資料。

「2025教育を語るつどい」での高教組OBの感想より

小学校低学年の時、担任の先生から「あなたは学校の先生に向いているから先生になりなさい」と言われました。同窓会で聞いたところでは、イジメをしている子がいて、教室から飛び出した子を呼びに行ったりしていたそうで、そういうことがかかわっているのかなと思いました。

高校の時は亡くなった高村暎先生が、「教員はいいぞ、民間の会社のように盆暮れの付け届けなどしなくていいんだから。教員は生徒に対してはベテランも新任もない、平等なんだぞ」と話してくれました。

何のためらいもなく組合に加入しました。先輩たちの組合の活動がすばらしかった。しかし自分の組合活動が後輩の教員たちに組合活動の必要性をアピールできたかどうか、反省しているところです。

弘済会2024年度第2回運営委員会

 2月21日にセントヒル長崎で開催。奨学金(給付・貸与)や教育研究助成など次年度の事業計画及びその予算案が審議され、承認されました。

 県教組と高教組の他、校長会、教頭会、事務職員協会、県教委、学生協が参加して運営する弘済会では、日頃は立場上対立関係にある方々とも、教職員の生活の支え合いと、子どもたちの豊かな教育の実現をめざして協力し合います。弘済会は組合の精神の中から生まれた組織です。代表の方々は元は教職員の出身で、会の中でも、会終了後にも、子どもたちの頑張りを、とても素敵な笑顔で楽しそうに話されていました。みんなステキな方々です。

賃金も権利も交渉の結果、決まります。

盲分会の掲示板。確定交渉の結果は、組合員が組合費を出し合い努力を続けた成果です。

 神様は決めません。 結果はどれだけの人がどれだけの熱意で要求したかで決まります。 人任せならいい結果にはなりませんし、 自分たちの事として多くの人が頑張ればそれなりの結果になります。 だから組合は大事だし交渉は必要なのです。 公務員賃金は原資が税金なので、 当事者が求めないなら上げるべきではありません。 当事者が必要なんだと声を上げることで、本当に必要なのかという検証が行われ、合理性も踏まえて県教委が回答を出し、交渉を重ねて合意に至るのです。そういう組合と県教委の互いの努力の中で、少しずつ物事が改善されていくのです。

共済組合の会議を高教組が仕切る

 令和6年度第3回公立学校共済組合長崎支部運営審議会が、2月13日、セントヒル長崎で開催されました。高教組が議長を務めました。 他に県教育長、県教育政策課長、 校長が2人、県教組2人、事務職員組合1人が出席。事務局は16人で計24人。

 共済組合本部(国)への回送金が、本部や総務省からの理由の説明もなく増額されることについて、委員から「理由が示されないのはおかしい。本部や総務省にきちんとした根拠を示すよう求めたい」との意見がありました。 高教組は「この会の出席者はみな同じ思い」と述べ、会全体の考えとして本部に要望することを求めました。

 この他、セントヒル長崎の経営について、支配人より、Vファーレンのサポーターの利用や被爆80年等での利用などが見込まれるとし、利益を上げていきたいの見通しが語られました。また物価高の中でも「食材の質は下げない」との決意が示されました。

労組があるから自浄が働く

 ドイツでは軍隊にも労働組合があり、セクハラや労災の抑止力となっています。 労働組合の組織率はフィンランド65%、デンマークが67%。アイスランドは90%。経済発展してる国は組織率が高い! コンプライアンスの決め手は強力な労働組合です。

 ちなみに日本は16%。教職員組合は20%ほどですが、もっと上げることが必要です。

長崎支部退職者慰労会

 1月25日、長崎支部は退職者慰労会を行いました。長年のご奮闘とこれまでの組合活動への貢献に感謝し、人生の大きな区切りをお祝いしました。退職される組合員の方を囲んで心温まる素敵な時間を過ごすことができました。

【退職される組合員のお話】昔のことだが、ある困ったことがあって管理職に相談したら「それはそういう決まりだからどうにもできない」と言われた。次に組合に相談したら「どうにかしよう」と言ってくれて、その後県教委ともかけあって、ねばり強くとりくんでくれた。そして時間はかかったけど、ルールを変えることができた。このことがあってから、私は組合が大事なものだと思えるようになって、その後は色々と関わって活動するようになった。ビール電車や軍艦島ツアーなど楽しいこともたくさんあったし、色んな場面で組合員のみんなのさりげない優しさが心に沁みた。お世話になった方々にお礼を言いたい。

全教共済入りませんか?

 教職員の助け合いの輪です。長崎県の場合は組合員でなくても入れます。実は校長先生や県教委の方も入っています。交渉では対立しても共済では同じ仲間だったりします。

 詳しいことはこちらから(特に総合共済はかなりお得です)。