長崎県労連第37回定期大会

熱心な議論で方針決定=9月14日、長崎市ブリックホール

 県労連は9月14日、長崎市内で定期大会を開き、新議長に鳥巣氏(自治労連)を選出しました。
 県労連は今年、青年労働者が生活するのに最低限必要な経費を、青年組合員の生活実験も踏まえて試算し、少なくとも時給1500円が必要との結論を導きました。この結果をもとに県内各自治体で最低賃金引上げの請願行動を重ね、このことは8月の長崎地方最低賃金審査会の過去最大55円引上げの大きな力となりました。長崎県の最低賃金は953円になりますが、私たちの部活動手当は時給計算で900円です。土日に働いて最賃以下とは不合理なのでこれも増額が必要です。県労連の運動は高教組の運動も切り拓いています。
 大会は「要求実現の求心力で仲間を増やすことのできる組織として前進する」などの目標を立て、実現に向けてとりくみ内容などを決定しました。

WHEN WE FIGHT(アメリカ労働運動の学習会)

熱心に学ぶ参加者
力強く確信に満ちた話をされるArlene氏(左)。
隣は通訳を務める全労連事務局次長布施氏。=8日、高教組会館

長崎高教組は8月8日、組合本部でロサンゼルス教員組合(UTLA)の元書記長Arlene Inouyeさんを招き、学習会「Study session on the labor union movement in the United States,When We Fight」を開催しました。本部4役と長崎支部の支部長以下3人に加え、佐賀高教組からも書記の方が参加していただけました。

 UTLAは2019年1月、少人数学級と養護教諭や司書の増員、教育予算の増額、賃上げ等の要求を掲げて、3万2000人のストライキを行い、そのほぼすべてを勝ち取りました。成功のカギについて詳しくお話をお聞きすることができました。

「Welcome」Arleneさん歓迎の看板=高教組会館玄関

参加者感想

綿密な計画、分析の下、組合員一人ひとりの信頼、納得を得て、団結させたということに、たいへん感動した。あれだけの熱意やパワーはどこから湧いてくるのだろうか。ただ何となく仕事をしていた私の目を少しだけ覚まさせてくださいました。ありがとうございました/何よりも保護者が公教育を必要としている、切実に望んでいることが、肌で感じ取れた。このことも大きいと思った。

LAで教員3万人がスト 大規模学区で30年ぶり – 日本経済新聞 (nikkei.com)

Arlene Inouyeさん、全教を訪問

2023下半期監査

 高教組は5月29日、業務及び会計についての定期監査を受けました。野田、吉田両監査委員に、諸帳簿、証拠書類を厳しく丁寧に点検していただき、規約に基づき適正に処理されているとの報告を受けました。