広報物にたびたび登場する労働組合専門用語を詳しく解説します。
ア行 |
ILO(アイ・エル・オー) |
《International Labor Organization》国際労働機関。1919年にベルサイユ条約に基づいて、国際連盟の一機構として設立。第二次大戦後は国際連合の専門機関。加盟国の政府および労使の代表で構成され、各国政府に対して労働条件の改善や社会福祉の向上に関する勧告・指導を行う。本部はジュネーブ。 |
一時金 | 一般に言うボーナス(賞与)のこと。これは褒賞として会社から与えられるものではなく、月々の賃金を後払いで一時にまとめて受取るものであるという考え方から、労働組合では一時金と呼ぶ。 | |
オルグ (オルグ活動) |
職場(出向先を含む)に組合役員が直接出向き、現状の聞き取り調査を行ったり、執行部の考え方や概念を組合員の皆さんに直接伝えたりする活動のこと。オルグとはOrganizer(組織者)の略。 |
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カ行 |
総合生活改善闘争時に、複数の労働組合が共通の要求や目標を掲げて共同闘争を行うこと。 |
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教研 |
教育研究活動や教育研究集会の略。高教組の主催する教育研究集会は年2回夏と秋に開催。2月には、父母や民主団体と実行委員会を組織して、「子どもと教育を考えるつどい」を開催しており、教研と位置づけている。 |
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県労連 |
長崎県労働組合連合会の略 |
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高教組 |
高等学校教職員組合の略 |
サ行 |
研究・開発の仕事のように、働いた時間と生産性が必ずしも一致しない職種の場合、労働者の自らの裁量によって働く時間や働き方を選んでもらい、実際に働いた時間とは関係なく一定の時間(みなし労働時間)を働いたものとしてカウントする制度。どのような職種でも導入できるわけではなく、大きく分けると、企画業務型の職種か、専門業務型の職種のどちらかに限られる。また、採用にあたっては労使協定や労使委員会の設置などの手続きが必要となる。 |
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36協定 (さぶろくきょうてい) |
労働基準法第36条(時間外及び休日の労働についての規定)に基づき、その会社の労使で締結された時間外・休日労働に関する協定のこと。 |
各支部において支部の全組合員が出席して行われる集会。賃金交渉時や労使協議などでの大きな節目にあたる日、その他支部執行委員会と組合員とが直接意思疎通を行う必要があるときに行われる。 |
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総実労働時間短縮に関する諸課題のこと。所定労働時間(カレンダーにて定められる休日数や1日の所定労働時間に定められる労働時間の短縮に加え、年次有給休暇の付与日数の増や取得促進、時間外労働の削減など、総実労働時間(=年間所定労働時間+時間外労働時間−年次有給休暇所得時間)の短縮を要求する。 |
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全教 |
全日本教職員組合の略称。 全日本教職員組合は、学校教員およびその他の学校職員による労働組合(職員団体・教職員組合)の連合体。 |
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全労連 |
全国労働組合総連合の略称。 |
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労使の交渉において話し合いで進展が望めなくなった場合にストライキなどの実力行使を行なうこと。 |
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タ行 |
定期大会などという。労働組合運営における最高決議機関のこと。年1回、支部・分会から代議員が集まり年次運動方針や重要事項について議論し決定する。 |
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単位労働組合の略。企業別労働組合が組織ごと産別に加盟している場合、産別・単産と区別して全社を単組と呼ぶ。→産別 |
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産業別単一労働組合の略で、企業別組合が組織ごと加盟する単一産業の連合体。 |
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団交 (団体交渉) |
労働組合側の代表と経営側の代表が行う交渉のことで、それぞれが組織を代表して交渉の主体となることから団体交渉という。 |
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大会に次ぐ2番目の決定機関で、毎年1月に行われる。 |
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定昇 (定期昇給) |
毎年ベースアップがなくても、等級別に一定の昇給が得られるシステム。 |
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動員 |
組合の活動を行うため、特定の人数を集めること。「参加」と混同されやすいので注意する。 |
ナ行 |
日高教 |
日本高等学校教職員組合の略称。全国32道府県・政令市の組織が参加している教職員組合。 高校・障害児学校に働くさまざまな職種の教職員の要求を大事にするために、現業職員部、学校図書館職員部、実習教員部、定通部の専門部を設置。養護教員部、女性部、青年部、障教部などの専門部は全教全体の運動として位置づけ、全教に設置。 |
ハ行 |
ベア (ベースアップ) |
定期昇給分を除いた昇給をいい、これには、 物価上昇分や、生活向上分が一般的に盛りこまれる。 |
マ行 |
メーデー |
働く者の祭典の日のことで、世界的に5月1日に行われる。わが国では1920年に始まった。アメリカの労働者の8時間労働制を求める示威運動が、5月1日に行われたのが発端。なお、ゴールデンウィークに行なわれ、大型レジャーと重なることに配慮し、ゴールデンウィーク初日などに行われることもある。 |
ラ行 | ろうきん (労働金庫) |
労働者のための信用金庫。いわゆる銀行と同じものだが、労働組合とタイアップした活動を行っているため、市中銀行と異なった、低利の融資などの有利な条件を得ることができる。 |
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労働協約とは会社と組合が労働条件等について締結する協定のこと。 |
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ワ行 |
失業率が高いヨーロッパで、雇用者数の増加のために考えられた方法で、「仕事の分かち合い」を意味している。例えばこれまで3人が8時間づつしていた仕事を、6時間づつに変えた場合、もう1人分の仕事が増えることとなる。 |
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組合用語の基礎知識pdf版(印刷用)2011/05/08更新